映画「悪人」見てきました

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第34回モントリオール世界映画祭で深津絵里さんが最優秀女優賞を受賞した映画「悪人」見てきました
20100914
映画「悪人」
原作:吉田修一(朝日文庫刊)
監督:李相日
脚本:吉田修一・李相日
音楽:久石譲
出演:妻夫木聡・深津絵里・岡田将生・満島ひかり・樹木希林・柄本明ほか
監督の李相日さん、前の作品は「フラガール」なんですね。あの作品もよかった。
さて、「悪人」ですが、役者さんが皆さんホントに素晴らしいです。
主役ではないですが、岡田将生も気持ち悪い今時のヘラヘラした若者っぷりがいいし、満島ひかりもいい意味で尻軽女を好演です。
途中、柄本明が岡田将生にいうセリフで
「あんた、大切な人はおるね?
その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくれるような人は。
今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。
自分には失うものがないち思い込んで、それで強くなった気になっとう。
だけんやろ、自分が余裕のある人間て思いくさって、失ったり、欲しがったりする人間を、
馬鹿にした目で眺めとう。
そうじゃないとよ。
それじゃ人間は駄目とよ。」

という言葉が印象的でした。
20100914
いったい誰が「悪人」なのか、そして「被害者」と「加害者」、「遺族」と「加害者家族」
それぞれの視点でひとつの物語が描かれているため飽きさせません。そのあたりが監督の力でしょうか
ともすれば「火●サスペンス」のような陳腐なサスペンスドラマになり勝ちなストーリーですが、監督・脚本・音楽、そして役者さん達全てが連動してひとつの物語を紡ぎだしています。
受賞後の記者会見で深津さんが
「この作品に関わった方みんなで取った賞だと思います」
というのも理解できます。

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